【Tips】マスタリング手順 紹介

2020年2月5日

By Hylen

皆さんお疲れ様です。Hylenです。😊

前回のマスタリングの記事、読んでいただけたでしょうか?

今回は前回の記事に引き続き、僕が実際に行っているマスタリングの方法を紹介します。僕が実際にLIPGLOSS RECORDSのマスタリングで行っている方法です。

※あくまで自己流なので参考程度に見てください。

早速行きましょう!

プラグインの刺す順番

僕がよく行うマスタリングのプラグインを指す順番として

Limiter(1つめ)

EQ(1つ目)

Stereo Imager

EQ(2つ目)

Compressor

EQ(3つ目)

Exciter

Saturator

(Maximizer)

Limiter(2つ目)

Analizer

といった順番が多いです。

早速内訳に入ります。

Invisible Limiter G2

全体の音量を上げるために使います。Limiterは1つのもので2db以上上げない方が良い、また多段掛けしたほうが良いという記事を見てから一番上に1つ刺すようにしています。他のLimiterでもいいと思いますがinvisible Limiterが個人的にクリアで好きです。

Fabfilter Pro-Q 3

ここでは10hz以下や20000hz以上をカットする目的で使います…が、大体PRO-Qのアナライザーでどこが出すぎているのか、どこが足りないのかを大まかに把握するのにも使います。他のEQでもいいですがPRO-Qが見やすくて個人的に好きです。

Ozone Stereo Imager

次はStereo Imagerです。OzoneのAdvancedじゃないと個別にかけられないのですが、持っていなかったらOzone直接刺しても大丈夫です。

ダンスミュージックではおなじみの方法ですが、曲を聴いて100hz-120hz以下のステレオ成分を-100%にします。あとはプリセットのModern Widthかmultibandなんとか(忘れた)を少し弄るくらいです。

あと余談なのですが、Ozone9から導入されたImagerのモード(1,2)があるのですが2の方がクリアなのでそっち使うことをおすすめします。

Gullfoss

人工知能EQです。これがマジですごい。秘密兵器です。とりあえずパラメーター全部30%にするだけで音抜けがマジでよくなります。ブレイクスとかドラムの粒立ちがめちゃめちゃよくなるのでオススメです。少し高いけど。

個人的にパラメーターはBrighten以外を30%にして、様子を見ながらBrightenを動かしていく感じです。派手にしたかったら+に、抑え目にしたかったら-にします。

ただし注意なのですが、オートEQにロー部分を任せると大体失敗することが多いので、オートEQする帯域設定でロー部分(200hz以下くらいかな?)はかからないようにしたほうがいい結果になることが多いです。

Pulsar Mu or The Glue

Ozone Vintage EQ

Soundtheory Spectre or Ozone Exciter

Decapitator or Omega A or N(好きなサチュエーター)

(Ozone9 Low End Focus)

(Ozone Maximizer)

Fabfilter Pro-L 2

SPAN

続きはPixivFanboxで!支援よろしくお願いします~

https://www.pixiv.net/fanbox/creator/46229013/post/810727

まとめ

MIXが綺麗だったら正直こんなに刺す必要はありませんが、これだけ刺せば大体Mix悪くても音良くなります。あとは好みなので試行錯誤しましょう。

Related Posts

【レビュー①】Synthesizer V レビュー AIを活用したアニソンの作り方【Synthesizer V】

【レビュー①】Synthesizer V レビュー AIを活用したアニソンの作り方【Synthesizer V】

【レビュー①】Synthesizer V レビュー AIを活用した楽曲の作り方 (アニソン編)【Synthesizer V】      皆さんお疲れ様です。Hylenです。 最近のリリースもガンガン出てきて、次のDJが楽しみです。メインページの下の方にスケジュール書いてありますので、ぜひ見てみてくださいね。 さて今回は、いろいろな方に聞かれることが多く、とても話題になっているSynthesizer V、およびAI作曲について。...

続きを読む
【TIPS】BPMオートメーションを描かずにテンポを変えるテクニック① デモ付き【172-129】

【TIPS】BPMオートメーションを描かずにテンポを変えるテクニック① デモ付き【172-129】

【TIPS】BPMオートメーションを描かずにテンポを変えるテクニック デモ付き【172-129】  皆さんお疲れ様です。Hylenです。 突然ですが皆様は、春にARForest様のレーベルよりリリースした、Hylen - Đという楽曲をお聞きいただけましたでしょうか…!  こちらの楽曲はニューロファンクと呼ばれるドラムンベースの一種の楽曲から、後半は4つ打ちのハウスになるのですが、 実はこの楽曲、単純なBPMのオートメーションを使っておらず、少し特殊なBPM Changeを行っております。...

続きを読む
【TIPS】カバー楽曲、リミックスを楽に作成する方法①【AI】

【TIPS】カバー楽曲、リミックスを楽に作成する方法①【AI】

【TIPS】カバー楽曲、リミックスを楽に作成する方法①【AI】   皆さんお疲れ様です。Hylenです。 先日ついにUNDERWATERがプロセカに入りました。皆さん遊んで頂けておりますでしょうか。 (僕は今月から少しずつ始めたのですが、Expertのラスサビでいっつも落ちます) さて今回は、久しぶりのTIP情報です。Hylen Labは普段はDTMに関する便利情報を配信してます、最近告知ばかりですみません。   今回はずばりカバー音源について。...

続きを読む
Share This