【Ableton Live12】あなたの知らないMax 4 Live (M4L)【その②】
【Ableton Live12】あなたの知らないMax 4 Live (M4L)【その②】
皆さんお疲れ様です。Hylenです。
ついにAbleton Live 12 リリースされましたね。僕も現在少しずつ制作に取り入れています。こちらも別途投稿させて頂ければと思いますが、Roarがマジで良い。今まで使ってた歪み系が結構Roarに刺し変わってます。
Live 12 の魅力は様々なところで語られているのですが、今回は2024年版のおすすめMax 4 Liveデバイス!面白い機材が沢山出ているので、一気にご紹介します!
Max 4 Live オススメデバイス
Borrasca Sidechainer 3
初っ端からマニアックなデバイスです。Ring Modulatorを使ったSidechainが簡単にルーティングできるデバイスです。
そもそもリングモジュレーターを使ったサイドチェインってなんだよ!!って話だと思いますので、こちらのiboiboくんのツイートを見ると良いです。(ちなみに僕も直観的にしか理解してないです)
Ring Mod Sidechaining Tutorial https://t.co/F8pLCQJ5Mx
— iboibo (@good_boy_iboibo) November 9, 2022
コンプの代わりにリングモジュレーターでダッキングする方法 めっちゃスマートで感動しました めっちゃうまくいく pic.twitter.com/WYDeWcr07F
確かにこれやるとかなり潰れた感じ無しに、綺麗にダッキングできて感動していたのですが、ルーティングが結構大変だったんですよね…(Meldaのプラグイン使ったり)
それをBorrascaが解決してくれました。Ver1は結構クリッピングしちゃったり変な挙動してたのですが、Ver2で安定して使えるようになりました。現在ver3まで出てます。
価格はなんと無料。金払わせてくれ
https://borrasca.gumroad.com/l/sidechainer3
Dillon Bastan – Inspired By Nature
Dillon BastanとAbletonによって共同開発されたツール。ベクター空間を使ったり重力を使ったり植物の模様を音楽に取りいれたりとかなりぶっとんだ内容ですので、詳細はぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
おすすめはBouncy Note。Pluckやアルペジオに使うとめちゃめちゃ不思議な空間を作れます。これは手打ちじゃできないかな~!!
こちらはAbleton公式サイトからDLできます。
https://www.ableton.com/ja/packs/inspired-nature/
ElisabethHomeland –
Latency Fixer and Latency Free Recorder
これ楽器やる方はかなり便利だと思います。刺すプラグインが増えてきたときに、レイテンシーを気にせずレコーディングできるプラグイン。モニター用トラック作らないで済むので、曲ある程度できた後にちょっとだけギター録りたい!!って時助かります。
Fors.fm
Forsというメーカー。phritzくんのツイートで知りました。テクスチャー系やアンビエントが得意なシンセなど出してます。音がとてもハイファイで綺麗です。Experimentalや幾何学的なサウンドを出したい人はぜひ。
オススメはChriralとKits。サイトもオシャレでいいよね。
Hypnus Records -Slink Devices
Hypnus RecordsとAbleton共同開発のSlink Devices。水の動きをモデリングしたデバイスです。属性は水
これは本当に大好きで…僕はSlink LFOをUtilityのPanにアサインして波のようなうねりを作ったり、Closed Hihatの刻みに使います。手打ちとも違う有機的なヨレが出ます。去年出したULTRAREALISM EPという作品でかなり使ってるのでぜひチェック。
こちらもAbleton公式から買えます。
https://www.ableton.com/ja/packs/slink-devices/
Suzuki Kentaro
Suzuki Kentaroさん制作のデバイス。これはもう…マニアックですが好きな人はたまらないと思います。
グラニュライズされたリバーブであるParticle ReverbやStranular、LFO-Crusherなど。音を粒に戻して再構築するのが好きな方、理系の方はぜひ。僕はParticle Reverbを鬼のように使っています。なによりGUIがわくわくします。
そしてなんと最近VST3でも配布してくれているのでAbletonでなくても使えます。便利~~~~!!
Tom Cosm -DJ Megaset /DJ DeckStrip
これは本当に神デバイス。様々なデバイスを出しているTom CosmのDJチャンネルストリップです。
DJ MIXをDAWで作成することって実は結構あるんですよね。MixをCDJで録った後に手直ししたりする作業とか。そんな時に便利なのがこちらのデバイス。
某DJミキサーのチャンネルストリップになっていて、某900nxsの3バンドEQやフィルター、エフェクトとほぼ同じかかりをしてくれます。
ということは…これをMIDIコントローラーにアサインしたら…DJミキサーのように扱うことができるわけです。なんてこったい
有料版である全部入りのDJ Megaset 3、シンプルに1ch部分+フィルターを抽出したDJ Deck Strip、そしてLegacyバージョンのDJ Megaset2が存在します。シンプルな繋ぎでよければDJ Deck StripかLegacyでもわりかしいけますが12対応してるかは未確認なのでご注意…
(これを知るまでRekordboxでEQのFreqとQ幅測って再現してたのに…もっと早く知りたかった…)
Valiumdupeuple – LoadeR
これもマジで便利なツール、LoadeRです。
端的に言うとプラグインのStreamdeckみたいな感じです。事前にLoadeRにAbletonのエフェクトラックを設定しておいて、トラックに刺しておけば、ワンクリックでそのラックがインサートされる感じ。
例えば、シンセ入れたいときにSerum→Saturator→Echo→Reverb→Utilityとかのラックを設定しておいて呼び出すこともできるし、打ち込みギター入れたいときにアンプとセットで呼び出しできたり…マスターに刺しておいて2mix用のUtilityや仮マスター用のプラグインを何個かいれておく、なんてのも便利です。
Goniometer
Ozoneとかに絶対ついてるよく見るメーターのアレ。
ウィンドウ開かなくていいのでラップトップPCだと神。
(正直に言うと付属でついてほしい)
Oscillo Graph
オシロスコープ。こちらも超便利。
(正直に言うと付属でついてほしい2)
NTPD
ノートパッド。Abletonのインフォテキストは正直結構見づらい…のですがこれがあればすべて解決です。
合作するときのメモにめちゃめちゃ便利です、これも3
まとめ
デフォルトでもかなり便利なのですが、Ableton Liveの良さとしてユーザーの欲しいものを拡張できることがあります。
痒いところに手が届かない~~!って時に大体Max 4 Liveで有識者達がデバイスを作ってくれていたりするので、結果的にプラグインで散財することがかなり減ったり…!
ただ欠点として、個人製作のものが多いので、環境によって不安定になったり、落ちる原因になることも多いです。そこだけは注意しましょう。
欲しくなったでしょ、Ableton Live 12。
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