【レビュー】最近話題のプラグインデベロッパー oeksound 【soothe2,spiff,bloom】#PR
【レビュー】最近話題のプラグインデベロッパー oeksound 【soothe2,spiff,bloom】#PR
皆さんお疲れ様です。Hylenです。
みなさん元気してますでしょうか。このブログも気づいたら5年近くやってるらしい、マジ?
さて今回は、恐らく気になってる人も多いであろう、最近話題のデベロッパーoeksoundのプラグインについてご紹介します。
また、今回プラグインを提供して頂いたSONICWIRE様、いつもありがとうございます。ぜひみんな買うときはSONICWIREさんからどうぞ!
Oeksoundについて
サウンドエンジニアが分かりやすく、新たなテクノロジーをコンセプトにプラグインを開発しているデベロッパー”oeksound”。こちらはフィンランドのメーカーです。
oeksoundはヴィンテージ機材やアナログ機材を再現を目的とするようなデベロッパーとは大きく異なり、より現代的な技術を扱うことを主軸としています。そのため非常に視覚的に分かりやすいです。ツマミが多い系のプラグインとは逆です。
主な製品ラインナップとしては、
ダイナミックレゾナンスサプレッサー/ディエッサーのSoothe2,
トランジェントコントロールが可能なSpiff,
そして新たに発売されたアダプティブトーンシェーパーBloomとなります。特にSoothe2は最近使ってる方を沢山見ますね。
Soothe2
まず初めにSoothe2の紹介です。ダイナミックレゾナンスサプレッサー&ディエッサーです…???
だ、だダイナミックレゾナンスサプレッサー…とはなんぞや…となると思います。端折って説明させて頂くと、共振などで耳障りになってしまう部分、耳に刺さってしまう部分をクリアにする目的のプラグイン…という認識でも充分かと思います。
詳しくはSonicwire様の公式ページまたはDios(シグナルP)様のインタビューを見るのがとても分かりやすいです。
こちらの商品が一般的に一番使われていたのはボーカルでしょう。ボーカルの刺さってしまうレゾナンス取りや、レコーディング時におけるぼやけた音像をクリアにする目的で使われていましたが、近年新たな動きが見られました。それはマスターや別の楽器にインサートして使うということ。
今年のUltra Miami 2024でもMadeonと共に出演していたSan Holoのプロジェクト解説。これはSootheの初代を使っています。(本来はMix段階で耳障りなところは取っておくべきなのは確かではあるのですが、、恐らくマスターでさらにスムースに聞き心地をよくするために刺してるのかな?と思います)
その他、超絶ギタリストとしても有名PolyphiaのTim HensonのBreakdownでもoeksoundのプラグインが使われてますね。
そして個人的に衝撃を受けたのがこのVirtual Riotの動画。シンセなどのウワモノのバスに対してSoothe2をインサートし、ボーカルをサイドチェインで送ってます。
これ試してみたのですが、歌を前に出すためにその帯域を削るっていうどシンプルな原理なんですけど超効果的です。特に使えるのがDJ用に既存の曲に別のアカペラ(ラップ)足したいとき。綺麗に歌だけ前に出てくれます。
Soothe2と似たような機能のプラグインとして、Baby AudioのSmooth Operator、そしてOzone11のAdvanced以上についているClarityがあります。
Smooth OperatorはSoothe2よりお手軽ですが、機能は簡易的なものです。
Ozone11のClarityも何やってるか分からないのですが、モコった音がクリアに聞こえる素晴らしいプラグインの1つです。
ただし、レゾナンスやディエッシングに特化しているものではないので、トラック単体やギターにかけたりは個人的には難しかったかな…あくまでMixするときのものだと思っています。
が、これはこれでかなり効果的なので使ってみる価値はあると思います。
ほぼどんな楽器に対してかけても耳に刺さるところをいい感じに整えてくれるSoothe2、個人的にはもう手放せないプラグインの1つです。時短andクリエイティブ。最高
(注意として、Master系のプリセットが大体オーバーサンプリングがかかってるので、PC重すぎ!って時はぜひ確認してみてください…!)
価格は現在Sonicwire様にて32670円。購入はコチラ
Spiff
Soothe2ほど使ってる人は少ないかもしれませんが、これは作るジャンルやプレイする楽器によってはSoothe2より効果的だと思います。
なんといってもオススメはスネアとパーカッシブな楽器!カッティングギターに刺したらマジでポコポコにもジャキジャキにもできるし、アタックを弱くして柔らかくも出来ます。あとはアコギをストロークで弾いた際のピックのアタック感も調整できます。
というのも、Transient Shaperで視覚的なGUIがあるものを探していて、こちらにたどり着きました。
大体GUIベースで視覚的にコントロールできるTransienst系のプラグインとなると、EventideのSplitEQ、LHI AudioのST4B(ST1B)が候補に挙がり、それぞれ試していたのですが、、、
SplitEQは本当にEQ感覚で弄れるので最高なのですが、とても重いので各トラックにインサートするのは結構キツい。
ST4Bは軽くて見やすくて最高のプラグインの1つなのですがかなり露骨にかかるので、アタックを上げると、Limiterやコンプで引っ掛かりがちです。パッツパツになってDubstepとかDnB,IDMだとメッチャかっこいいんですけどね。
その中で一番ナチュラルに、なおかつ綺麗にかかるのは間違いなくSpiffですね。生楽器に一番使えるTransient Shaperだと思います。
最近の制作ではギターにはマストで使ってます。ハツコイ♡パティシエールではギターのカッティングでも軟らかめの質感が欲しかったのであえてトランジェントを柔らかくしてます。ふわふわです、ふわふわカッティン
ちなみに先ほどのSoothe2の際に紹介したTim Hensonが音作りに積極的に使ってますね。Spiff2段でかけてるのは驚きました、ああやってパーカッシブ感出してるのか~
パツパツ感やギュチギュチ感のコントロールから、ふわふわモコモコ感のコントロールまでできるSpiff、買う価値超ありだと思います。特にギターやってる人とTechcoreみたいな情報量多いトランジェント命!みたいな音楽やってる人はぜひオススメです。
価格は現在Sonicwire様にて24464円。購入はコチラ
Bloom
出ましたoeksoundの新作Bloom。アダプティブ・トーン・シェイパー。適応型トーンシェイパー。
Soothe2がレゾナンスを修正しディエッシングするような消極的なミキシングだったものに対して、より音にエフェクトをかけてガシガシ作っていくようなプラグインです。オートEQなのでSoundtheoryのGullfossに近いと思います。もっと積極的ですが。
Sonicwireさんのこちらの記事のように、様々な処理が行われています。ツヤ感と言われて納得しました。シュっとしてツヤが出ます。
個人的にはツヤが出るといったように仕上げとして使うグロスのようなものかな?と思います。アグレッシブな音作りにも使えますが、ある程度楽器ごとのバスをまとめてあげて、最後にゲインステージングや耳障りを変える目的にはとてもオススメです。
Big Zの動画はとてもオススメです。いわゆるマルチバンドコンプで叩くのにとても直観的で、EQをフラットにもっていくには最高なのかな。しかも50バンドですからね。ヤバい。
逆に言えばクリッパー使うようなDubstepや荒々しいものまでスマートにしてしまうので、泥臭さや荒々しさを出すのは結構難しいかも?パンクとかはダメかも。それ以外は基本的に耳心地は良くなると思います。研究あるのみ…!
価格は現在Sonicwire様にて34309円。購入はコチラ
まとめ
今回はoeksoundのプラグインを紹介しました。
Bloomは触った感じSoothe2とセットで使うのが良いのかな?と思います。ボーカルをディエッシングしてあげてBloomでEQをスムースに、シルキーに。そこからアナログ系の味付けをしてもいいのかな。
Spiffはギタリストにマジでおすすめです。チャカポコ系カッティングギターやる人、ボーカロイド楽曲でよくあるようなテレキャスジャズマスをジャカジャカ弾きたい人はぜひ。
個人的にはこのような現代的なプラグインは大好きです。
というのも、最大理論値みたいな耳と腕と時間、録音環境があれば勿論Soothe2やBloomよりも良い音は出せるのかもしれませんが、そこにかける時間で、その分フレーズや楽曲、作詞に時間をかけれるので…!
特に作曲からマスタリングまで全部1人でやりきるタイプの人にはとてもオススメです。
もしくは細かいミキシングが苦手で、猫の手も借りたい人にもかなりオススメです。スーパー猫の手です。猫の手最高、猫最高
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