【DTMer向け】作曲・音楽制作に最適化された自作PCの構築、完全版 Part2【#PR】
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皆さんお疲れ様です。Hylenです。
約1か月前、こちらのブログにて、株式会社アユート様ご協力のもとで、音楽制作向けの自作PCについてご紹介させていただきました。
実際に1か月弱、今まで10年以上ラップトップPCで製作を行っていた私が、実際にデスクトップでの自作PCへ移行してみて分かってきたことなどをご紹介していけたらと思います。
はじめに
スペック紹介
改めて、前回ご紹介させていただいたPCのスペックをご紹介できればと思います。
・CPU : AMD Ryzen 9 7950X
・マザーボード : ASUS PRIME X870-P WIFI-CSM
・グラフィックカード : PowerColor Hellhound Spectral White AMD Radeon RX 9060 XT 16GB GDDR6
・PCケース : COUGAR MX220 RGB
・電源 : FSP VITA GM 850W White
・CPUクーラー : DeepCool LM240 WH
・冷却ファン : ケース付属
・メモリ:v-color Manta XFinity RGB(DDR5-6400 48GB×2)
・ストレージ(SSD、HDD) : Acer Predator GM7000(4TB)
・OS : Windows 11 Pro
選んだ理由や詳細は以前の記事にて紹介しております。
組んだ際の予算は大体32~3万円でしたが、今ジサコで見たら結構上がってました。
現在メモリが組んだ時に比べて2~3倍近い値段になってます。
というのも、メモリというパーツが情勢や供給量で値段がかなり変動するパーツなのです…。
変動が大きいので一概には言えませんが、AI事業の需要を考えても、しばらく上がり続けるのではないかとの見込みなので、今回のブラックフライデーで買っておくのが良いかもしれません。
構成表はコチラ
1ヵ月使ってみて感じたこと、変わったこと
・ストレージを増設した
実際に使い始めて、すぐSSDを増設しました。こちらのマザーボードは4枚M.2が刺せるのでとても素晴らしいです。
というのも、外付けUSBのSSDでのサンプルの読み込みとボードに直接組み込んだ時の速さが段違いだったので、KONTAKTやNexus,Omnisphereなどのシンセやサンプルを入れる用に追加しました。
サンプルが少ない人や大容量の音源(Superior DrummerとかKONTAKT、Spectrasonics回り)使わない人は足さなくてもよいかもしれませんが、OS入れるストレージとは別でサンプルや音源用意しておいた方が、メンテも楽ですし、バックアップもやりやすいので、容量少なくても買っといてよいと思います。
オススメは今回Amazonでブラックフライデーが行われておりますので、そちらで買うのが良いと思います。
僕もバックアップ用で1台買い足ししようかな?って思ってます。
・Acer Predator M.2 SSD 4TB GM6 NVMe2.0 2280 PCIe Gen4×4
・Acer Predator M.2 SSD 4TB GM6 NVMe2.0 2280 PCIe Gen4×4
・Windows 11はHomeで充分かも
今回僕はWindows 11 Proの方を購入したのですが、Homeでもよかったかな~って思いました。
もちろんBitLockerなどセキュリティ面は安心なのですが、そもそも家でしか使わないので、外のWiFiや変なUSBなども繋ぎませんし、あまり恩恵はないかも…?
今メモリが高騰しているので、Home版でもよいかもしれません。
・家の機材を触る機会が増えた、録音することが増えた
これは思わぬ気づきでした。今まではラップトップでどこでも作曲ができるので、出先で作業することも多かったのですが、デスクトップではちゃんと向き合った作業を行う際は家でしかできないので、機材をちゃんと触ったり、録音することがとても増えました。
ハードシンセも録音しますし、ベースやギターはもちろん。レイテンシーも詰められるので、Spliceのクレジットが明らかに減りづらくなりました。
・書き出し速度が段違い、ステム書き出しが本当に早い
一番良かったこと。ちょうど曲数が多いプロジェクトが進んでおりまして、ステムマルチデータ(ミキシングエンジニアさんへ渡す楽曲のバラバラのデータ)の書き出しの機会が多かったのですが、本当に助かりました。
大体僕の楽曲は歌唱人数によりますが120~150トラックで、書き出しに全部で約7~8時間かかってました。(大体出演前など出かける前か寝る前に書き出してました)。それが3時間くらいになりました。本当に違う。
AMD Ryzen9 7950Xのパワーです。9950xでもよかったかもってレベル。
おそらく16コア32スレッドのため、並列処理がDAWと相性が良かったのかなって思います。
ここはお金かけたほうがいいです!
リモートデスクトップについて
・思ったより快適だぞ!!
デスクトップPCの唯一の難点といえば、持ち運びができないことです。
これは…仕方ないのですが、どうしても出先でデータ書き出しや修正が必要になってしまった場合、リモートデスクトップという形式を取ることができます。
最初は結構設定に苦戦したのですが…最適解見つけたので、改めてご紹介できればと思います。
タイトルの通り思ったより快適で、打ち込みメインであれば全然動きます。
・TeamViewer or Chrome Remote Desktop
例リモートデスクトップアプリはたくさんありますが、オススメはTeamViewerかChrome Remote Desktopです。
好みなのでどちらでもよいのですが、僕は断然TeamViewerがオススメです。
理由としてはChrome Remote Desktopが2025年9月でiOSアプリの提供が終了したこと。
iPhoneやiPadでの操作がブラウザからになり、正直…各段にやりづらくなってしまいました。
また、Chrome Remote Desktopの場合、ホストで接続用コードを生成後に5分以内で接続しなければならないため、出先では不便です。今はTeamViewer一択かな。
具体的なやり方はTeamviewerのページと下記の動画を参考にしてください。(GUIが変わってしまっているので少々違いますが)
・設定のコツ
設定のコツがあります。Teamviewerの設定にて、
・ランダム(ワンタイム)パスワードをオフにする
・パソコンへの接続を”管理者のみ許可”に設定し、許可リストに自分のユーザーを追加
そしてDAW側で
・DAWの音声設定をMME/DirectXに設定
しましょう。
ランダムパスワードをオフにしないと、1回接続後に再度パスワードを求められてしまうので、接続切っちゃうと2回目繋げません。
管理者に自分のユーザーを登録すれば、自分のアカウントでログインすればどこでも繋がるので、ネカフェいっても良いですし人からPC借りても良いですし、楽です。
そしてDAW側の設定。こちらは上記の動画の通り、基本的にASIOではなくWindowsのオーディオを通さないとリモートで音声は遅れないので、Windows(MME/DirectX)に設定しましょう。
全然動きます。快適。
ベンチマークテスト(負荷テスト)を行ってみたよ
・DAWのベンチマークテストって、意外と見たことないよね
実際、これだけのスペックのPC、DAWでどの程度動いてくれるのか。
自作PCの動画やベンチマークなど、数多な動画はあれど、
大体グラフィックのベンチマークテストなんです。
というのも、DAWって条件によって負荷がまるで変わるので、ベンチマークって難しいんです。人によって使うソフトも違いますし、同時に慣らす音の数やエフェクトの数でもまるで違う。共通言語が少ないんです。
というわけで、実際にどのくらい動いてくれるのか。条件を指定して、今回ベンチマークテストを行ってみました。
・条件
今回は以下の条件を基準に行ってみました。
CPU:Ryzen 9 7950X
メモリ:96GB(DDR5-6400)
DAW: Ableton Live 12
I/F: RME Fireface UFX II
Latency: 2048 Samples
Synth: Serum 2
こちらを基準に色々な負荷を与えていきたいと思います。右上で負荷率が見れます。
・Serum 2 1台起動時
まずは起動時。1%。地味に結構すごいですが、ここまではまぁ他のPCも同じくらいです。
・Serum 2 1台 モノラル発音
続いてモノラルで1音鳴らしたとき。2%。軽い。ここからどんどん負荷かけてきます。
・Serum 2 100台 起動時
続いて100台。いきなりか~い!!しかも負荷率3%。ありえない恐ろしや。
・Serum 2 100台 モノラル発声時
続いて100台鳴らします。そんなことあんまないけど負荷テストなのでね。
鳴らした直後は15%くらいいきますが、平均して8~9%。Serum2が100台でこれですよ。100台ですからね。
・Serum 2 1台 Unison16×3再生時
次からは1台でUNISONを16、3つのオシレーターで鳴らしてます。実質48Voiceですね。
負荷は5~6%くらい。大体オシレーター10個で1%くらいなのでしょうか。え??1パー??
・Serum 2 60台 Unison16×3再生時
全然いけそうだったので60台いきます。60台鳴らすことはまずないからここからは筋トレです。48×60なので2880Voice。負荷は平均して20%いかないくらい。マッチョすぎますね。
負荷は5~6%くらい。大体オシレーター10個で1%くらいなのでしょうか。え??1パー??
・Serum 2 120台 Unison16×3再生時
がんばってみます。120台。Jacob Collierは1100トラックとかって言ってたのでこのくらいやるのかもしれません。いやないか。
負荷は35%くらい。何をやったらこのPCは悲鳴をあげるのでしょうか。
・Serum 2 1台 Unison16×3 5和音再生時
次は和音いってみましょう。先ほどの設定で5和音鳴らしてます。48×5なので240Voiceかな?
思ったより負荷いきましたね。17~18%。これは結構Future Bassとかでやる手法なので、なかなか。
・Serum 2 10台 Unison16×3 5和音再生時
和音でSupersaw10台行ってみましょう。1台で17~8%だったので、結構キツいかも?と思ったら意外と。30%くらいでした。やっぱりシングルコアじゃなくてマルチコアで処理してそうな感じがあります。
・Serum 2 100台 Unison16×3 5和音再生時
理論値目指してる?ってくらいですが、100台立ち上げてみます。SuperSaw100台。Superどころか何でしょう。ExtremeSawとでも名付けましょうか。
流石にこれはダメでした。130%。ブチブチです。
ちなみになんですけど…僕が今まで8月くらいまで使ってたPCだと6台でブチブチだったんで、マルチコアでの処理がどれだけ強いかわかりますね。
・Serum 2 1台 グロウルベース
続いてはエフェクト系攻めてみましょう。以前僕がフリーで配布したプリセットパックからベース1つ鳴らしてみます。7%ぐらい。ダブステップでこの負荷はなかなか素敵ですよ。神。ここからOTTを刺していきます。
・Serum 2 1台 グロウルベース + OTT1台
OTT1つ刺してみました。予想通りですが、負荷変わらないです。何なら下がってる。ここからガンガン刺してきます。
・Serum 2 1台 グロウルベース + OTT10台
OTT10個刺してみました。15%くらいですね。やっぱり分散処理が強いのかな、数増えてもそこまで重くならないですね。Ryzenすごいな…
・Serum 2 1台 グロウルベース + OTT100台
OTT100個刺してみました。45%くらいですね。Leotrixの音作りがわかった気がします。
適当なベース鳴らして残ってるアホみたいな残響音をバウンスしたらなかなか質感ある音出せそう。
そしてこの感じだと300台くらいまでは刺せそうですね。ど、どういうこと…?
結論:負荷で落ちることは(2025年現在ではほぼ)ない
とはいえ今回レイテンシー気にせずやっているので、リアルタイムで作業したい人、詰めたい人はもっと厳しいかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
買ってからパーツを足していけるのは本当に凄いですよね。
ベンチマークも今は敵なしでしたが、おそらく数年後には厳しいものも増えてくるかと思いますが、その際はメモリ足したり対応できるので、プラグインの成長についていけるのは本当に利点です。
2025年11月現在、ブラックフライデーが開催されてます。
PCにおけるメモリは、世間の情勢によって価格や入手性が大きく変動する製品なので、購入するタイミングが実は難しいパーツなのですが、今後AI事業の需要増でメモリの値段どんどん上がっていくと噂されているので、お早めに購入することをあくまで個人としてはお勧めしております。
あと!サムネイルのフィギュア入れれるのは最高にテンションあがりますが、動作保証はできないので自己責任で!!
RGB最高!!!!(1か月ぶり2度目)
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