【TIPS】カバー楽曲、リミックスを楽に作成する方法①【AI】
【TIPS】カバー楽曲、リミックスを楽に作成する方法①【AI】
先日ついにUNDERWATERがプロセカに入りました。皆さん遊んで頂けておりますでしょうか。
(僕は今月から少しずつ始めたのですが、Expertのラスサビでいっつも落ちます)
さて今回は、久しぶりのTIP情報です。Hylen Labは普段はDTMに関する便利情報を配信してます、最近告知ばかりですみません。
今回はずばりカバー音源について。
主に歌ってみたの音源を作ったり、リミックスを作るときに、どのようにして作っているのか、紹介していければと思います。
それではいきましょう!
Pattern① MIDI to Musescore
Pattern① MIDI to Musescore
スコアで売っているMIDIをMusescoreというフリーの譜面ソフトで、パート毎にMIDIを分割してDAW側の音源で鳴らす、という手法です。
①MIDIスコアを用意する(こちらは購入費用がかかります)
https://yamahamusicdata.jp/data/76627
②Musescoreをダウンロードし、購入したMIDI等をインポート
③任意の楽器パートを選択し、MIDIとしてエクスポート
④書き出したMIDIを基にオケを作成
MIDIなんて売ってるのかよ!って人はぜひヤマハミュージックショップを見てみることをお勧めします。
ヤマハミュージックショップはこちら
もちろん、ネットやYoutubeで転がっているMIDIを持ってくるパターンも大いにありだと思います。
色々試しましたが、J-POPやアニソン、ボカロなどに関してはヤマハミュージックショップは強いです。
特にピアノのベロシティがしっかり弾いたものを収録してくれているので、Keyscapeなどのちょっと良いピアノ音源で読み込むだけで、割とそれっぽくなります。
またストリングスのアレンジも結構しっかり鳴らしてくれてるので、勉強にもなるし、特にエレクトロ畑出身の人は何から手つけてよいか分からないと思うので、かなり取っ掛かりになると思います。
Musescoreはフリーの楽譜制作ソフトです。ボーカルのガイドで五線譜を作ったりギター用のスコア作ったりと大変便利ですが、MIDIをいじるのも結構便利なので、ぜひDLをオススメします。僕はMusescore4がうまく起動できないので3のままです。
メリットとして、スコアがあれば耳コピの時間をスキップできること、とんでもない時短になります。
デメリットとして、スコアのお金がかかること、また洋楽などのヒットしていない曲などのスコアは少ないということでしょうか。
Pattern② Splitter AI + Audio to MIDI
Pattern② Splitter AI + Audio to MIDI
(l2つ目は既存曲をAIによってステムへ分割し、それをMIDIに変えたり、そこから音を取って耳コピしていく方法です。
方法は以下の通りです。
①カバー音源を作りたい元音源を買い、Splitter AIへインポート(こちらは購入費用がかかります)
https://vocalremover.org/ja/splitter-ai
②トラックがBass,Drum,Vocal.Musicに分かれるので、それぞれダウンロード
③それぞれのトラックをMIDIに変換 or DAWへ読み込み耳コピを行う
いわゆる楽曲を分割(Split)してくれる AIサービスは現在沢山あります。大手ですと
Lalal.ai
VocalRemover
https://vocalremover.org/ja/splitter-ai
Ultimate Vocal Remover
https://ultimatevocalremover.com/
などとなります。
個人的に僕も使っているのは2番目のVocalRemoverおよびSplitter AIです。
利点として、
①会員登録不要
②1日1回弱ではあるが無料で使用可能
③曲のキー及びBPMも解析してくれる
があります。月に何本もカバーを作る人、月額会員になってもよい人であればLalal.aiもいいと思います。
AIに関する分離についてですが、スリーピース、フォーピースのバンドや、ヒップホップに関してはほぼ完璧といって良いほど分離できます。
某きらら作品の4ピースバンドの曲とかはとても綺麗に分離できます。
流石にステムに分けたものをそのまま使うのは倫理に反するので使いませんが、リミックスとかBootlegを作る際には大いに使えるのではないでしょうか。ただドラムが分離したとき特有の”シュワシュワ音”が入っちゃうので個人的には使えてもベース…を無理やりリアンプして使うかどうか、、、ほとんど使ったことないです。
あとは分離したステムデータをMIDIに変換したり、DAWのチューナーをにらめっこしながら耳コピしていけば良いと思います。
AudioファイルをMIDIへ変換するツールは様々です。
①DAWの標準機能を使う(Audio to MIDI)
②Melodyneなどのピッチ補正ソフトでMIDIに出す
③Audio to MIDI変換ツールを使う
①と②は恐らく調べればすぐ出てくるので、③について簡単に説明します。
現在Audio to MIDIのためのツールも大変様々なものがあります。例えば、
Spotify Basic Pitch
https://basicpitch.spotify.com/
Neural Note
など。
Spotify Basic Pitchはその名の通りSpotifyが作成したAudio to MIDIツールです。
Spotify内のAudio Intelligence Labと、傘下会社にあたりSoundtrapで合同で作られたツールです。インストール等も必要なくブラウザで完結できます。ただコード系は弱いです。ボーカルのMIDIくらいが限度な感じはしました。
Neural Noteはこちらも同じくAudio to MIDIのソフトウェア。こちらはインストールが必要です。
Basic Pitchより細かく、クオンタイズなど詰め込むことができますが、同じくコードは厳しいかな…
メリットとして、オーディオファイルを分割して扱うことができる、曲のキーやBPMが見れる
デメリットとして、精度の高いMIDIや、繊細な楽器を扱うのは難しい
でしょうか。
まとめ
①に関してはより確実にカバーを作りたいとき。
②に関してはリミックスとして作りたかったり、例えばビートジャックをやりたいときにウワモノだけ持ってくる、みたいな使い方もできるのかと思います。
久しぶりのTIPSでなかなかカロリーを使いましたが、普段はもっと軽い内容をPixiv FanboxやBoothにて公開してるので、興味あるかたはぜひ見てみてください。
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