皆さんお疲れ様です。Hylenです。
今日は前回の続きで、Ableton Liveを用いたラックの説明です。
”とりあえず刺しとけば黒ギャルみたいに派手になるラック”です。
今回はAbleton Live編です。
Abletonでは”Audio Effect Rack”を使用します。こちらも同様にマクロを指定してパラメーターを弄れる上にラックの中にラックを入れることもできます。使ってみましょう。
今回はすべてDAW付属のもの及び、フリーで入手できるもののみで作っています。持ってる人がいれば、これにSausage FattnerやRadiatorなど好みのサチュレータをかけると良いと思います。
早速行きましょう!
こんな感じです、相変わらず見ずれぇ~。
サウンドデモはこんな感じ。
早速解説に移ります。
1.EQ
前回とほとんど同じです。
2. OTT(1つ目)
前回と同様にOTT…ですが、OTTの元になった”Multiband Dynamics”の”OTT”というプリセットを使っております。
こちらのOTTではいわゆる”OTTを刺した音”(分かる人にはわかると思う)にするためのもので、Depthも9%くらい、他はどこも弄っていません。ここではほんのり味付けするくらいです。
3.Camel Crusher
前回同様。
Camel Crusherはサチュレーション/ディストーションのプラグインです。プリセットはBritish CleanにマクロでTubeの値を設定しています。
Camel Crusherは刺すだけで音が変わります。これが目的ですが、Growlなどの音に刺す場合はTubeを気持ち上げるとよりイカつい音になります。
4.Tube Amp(Voxengo)
こちらはチューブ系のSaturator。Virtual Riotが使っていたので入れましたが音が変わっているかどうかは正直よく分かっていません。ツマミは何も弄らず。
5.Saturator
Abletonに付属するSaturatorです。こちらはAnalog Clipを選択し3dbまでブーストできるようにマッピングしてあります。メインのサチュエーションですね。優秀です、FLにもこれがあればなぁ~
6.Overdrive
付属のオーバードライブです。最大で20%までかけられるようにマッピング。デフォ値は0。
7.Glue Compressor
こちらはコンプ。OTTみたいな派手な音つくりはできませんが、音がきれいにまとまります。CytomicのThe Glueってプラグインが同じプラグインなので他のDAWの人でも使えます。マスタリングにも超使えるのでおすすめです。
8.Dimension Expander
前回と同じくXferから配布されているDimension Expanderです。音がワイドになります。FutureBassやDubstepで使われるSupersawに刺す際にこれを弄るとより広がった音になります。こちらもマクロで調整可。
9.Wider
こちらも前回と同じくInfected Mushroomが経営するPolyverseから出ているフリーのプラグイン。カテゴリ的にはStereo Shaperになるのかな?Doubler?誰か教えてください。
30%くらいからかなりエグくかかるので要注意です。こちらもマクロで動くように。
10.OTT(2つ目)
2つ目のOTTです。こちらもMultiband Dynamics。こちらでは積極的に音作りしています。Depthは15~20%、EQはドンシャリ気味に、かかりは130%くらい。音によってはEQをがっつり変えます。例えばSubbassにかけるときはHiをがっつり削ります。こちらもDepthをマクロでコントロールできるようにしてあります。
今回紹介したプリセットはpixivFanboxにて配布致します。よかったら覗いてみてね~
https://www.pixiv.net/fanbox/creator/46229013/post/765812
(個人的にラックはAbletonの圧勝だと思います)