皆さんお疲れ様です。Hylenです。
今日もDTMのお話となります。
早速ですがDTMerの皆さんは曲を作るにあたって”音を太くしたい!”や、”音を派手にしたい!””音圧を稼ぎたい!”と思ったことがあると思います。
そこで使用されるプラグインは”サチュレーター”と呼ばれるものが多いですが、一般的に音圧が凄いトラックメイカーはこちらを何個もかけています。またそれをラックにしてすぐ呼び出せるようにしていることが多いです。
例えばVirtual Riotは”Phat Rack”という名前で自信のエフェクトチェーンを組んでいますね。
remakeのチュートリアル動画で有名なXLNTSoundでもラックを作っています。
Getterはラックにはしていませんがかなりの量のプラグインを刺してますね。
今回は僕自身も多様している”とりあえず刺しとけば黒ギャルみたいに派手になるラック”を紹介します。
今回はFL編です。(Abletonは後日記事にします)
FLでラックを作る際には”Patcher”を使います。これはエフェクトチェインを作れるほか、Surface部でマクロを指定してパラメーターを弄れるという超便利なプラグインです。使ってみましょう。
今回はすべてDAW付属のもの及び、フリーで入手できるもののみで作っています。持ってる人がいれば、これにSausage FattnerやRadiatorなど好みのサチュレータをかけると良いと思います。
早速行きましょう!
こんな感じです、見ずれぇ~。名前はSaturate OTT Burger Kaiです。理由はOTTで挟んでるからってだけです(カス)
サウンドデモはこんな感じ。
早速解説に移ります。
1.EQ
まず初めに下地調整のEQ。といっても、プレセンスとハイを少し上げて派手にしているだけなのでアグレッシブな音作りはしていません。
2. OTT(1つ目)
来ましたOTT。こちらのOTTではいわゆる”OTTを刺した音”(分かる人にはわかると思う)にするためのもので、Depthも9%くらい、他はどこも弄っていません。ここではほんのり味付けするくらいです。
3.Camel Crusher
Camel Crusherはサチュレーション/ディストーションのプラグインです。プリセットはBritish CleanにマクロでTubeの値を設定しています。
Camel Crusherは刺すだけで音が変わります。これが目的ですが、Growlなどの音に刺す場合はTubeを気持ち上げるとよりイカつい音になります。
4.Tube Amp(Voxengo)
こちらはチューブ系のSaturator。Virtual Riotが使っていたので入れましたが音が変わっているかどうかは正直よく分かっていません。ツマミは何も弄らず。
5.Soundgoodizer
FLユーザーではおなじみのSoundgoodizerですね。Maximusのプリセットだとか。デフォルトの設定(Aの60%くらい)だとかなりキツくかかるのでAの40%くらいに設定してあります。これでもかなりエフェクトがかかるので調整してもいいかもです。
6.Blood Overdrive
オーバードライブです。これはCamelCrusherとは別の歪みが欲しい時用に刺してあります。マクロで歪み量をコントロールできます。デフォ値は0。
7.Dimension Expander
ここからは空間系です。Xferから配布されているDimension Expanderです。音がワイドになります。FutureBassやDubstepで使われるSupersawに刺す際にこれを弄るとより広がった音になります。こちらもマクロで調整可。
8.Wider
Infected Mushroomが経営するPolyverseから出ているフリーのプラグイン。カテゴリ的にはStereo Shaperになるのかな?Doubler?誰か教えてください。
30%くらいからかなりエグくかかるので要注意です。こちらもマクロで動くように。
9.OTT(2つ目)
2つ目のOTTです。こちらでは積極的に音作りしています。Depthは15~20%、EQはドンシャリ気味に、かかりは130%くらい。音によってはEQをがっつり変えます。例えばSubbassにかけるときはHiをがっつり削ります。こちらもDepthをマクロでコントロールできるようにしてあります。
10.Maximus
マキシマイザー。クリップ防止用です。
今回紹介したプリセットはpixivFanboxにて配布致します。よかったら覗いてみてね~
https://www.pixiv.net/fanbox/creator/46229013/post/763881
次回はAbleton編!お楽しみに~